TOKYOパラスポーツ月間

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TOKYOパラスポーツFORWARD開催レポート

2024.9.22

延べ12,000人が
パラスポーツを体感!

下野紘さん「パラスポーツにはいろんな可能性があるということを実感」
佐倉綾音さん「これをきっかけに興味の間口を広げてもらえたら」
2024年9月22日(日祝)パリパラリンピックを終えて帰国したばかりの選手を含む20人のアスリートが秋葉原に集結!
声優の下野紘さん、佐倉綾音さんがステージMC、芸人のテツandトモさんが競技サポーターとして会場の色んな場所に出没!? 車いす3x3(バスケットボール)とアーチェリーのデモンストレーションのほか、9競技のパラスポーツを紹介する「TOKYOパラスポーツFORWARD」を開催しました。

会場が熱気に包まれた
デモンストレーション!

車いす3x3(バスケットボール)のデモンストレーションでは、東京2020パラリンピック大会の銀メダリスト 鳥海連志選手が率いるチームWhiteと同じく古澤拓也選手が率いるチームBlackが、朝から強い風が吹きつける会場を熱々に盛り上げました。
鳥海選手が巧みなチェアワークで観客を魅了すると、古澤選手も華麗なボールハンドリングでチームWhiteを翻弄。
会場いっぱいに集まった観客のみなさんもトップアスリートの真剣勝負を固唾をのんで見守ります。
ラストは、鳥海選手のブザービートが決まり、11対7でチームWhiteの勝利!
選手のみなさん、全力プレーをありがとうございました。

シュートを決める鳥海選手の写真
▲観客が見守る中、シュートを決める鳥海選手
  • ゴールを狙う安達咲希選手の写真
    ▲ゴールを狙う安達咲希選手
  • 華麗にドリブルする古澤選手の写真
    ▲華麗にドリブルする古澤選手
  • 実況解説下野さん、佐倉さん、卍丸さんの写真
    ▲実況解説は下野さん、佐倉さん、卍丸さん

試合後の体験会では、ゲストアスリートの安直樹選手(車いすフェンシング)、加藤耕也選手(パラ卓球)、小須田潤太選手(パラスノーボード)、テツandトモのテツさんが車いすバスケットボールに挑戦。中でも際立ったのが安選手のチェアワーク。車いすバスケットボールでアテネ2004パラリンピックに出場した元日本代表のテクニックは健在でした。

緊張が選手を飲み込む!
アーチェリーエキシビションマッチ

アーチェリーのデモンストレーションでは、普段は50m~70m離れた的を狙うところを、今回は特別ルールで13mに設定。大勢の観客が間近で見守る会場で、アスリート達の本気に火がつく!
挑戦するのは、共にパリ2024パラリンピック日本代表の上山友裕選手と大江佑弥選手、ロンドン2012オリンピック銅メダリストの菊地香緒里選手、次世代No.1アーチャーの関口結唯選手。
腕試しに的に見立てた黄色い風船を狙ってもらうと、見事全員クリア。
次は、上山選手、大江選手、関口選手が、的の大きさが5㎝、3㎝、1㎝と徐々に小さくなるエキシビションマッチにチャレンジ。「パラリンピックより緊張する」と話していた大江選手は、5㎝と3㎝に見事命中。
関口選手は、5㎝と1㎝を命中させるも3㎝を外し「3㎝も当てたかった」と悔しさを滲ませました。
ちなみに、アーチェリーの弓は直径9㎜。1㎝の的に当てるには相当な精度が必要です。

わずか1センチの的に命中させる
凄技も!

▲エキシビジョンマッチで見事1cmの的に命中させる関口選手

体験会では、テツandトモさんが司会を担当。
ここでアーチェリー界のヒーロー「アーチャマン」がサプライズ登場!
テツさんと来場者が体験用のアーチェリーを使って2mの距離から的を狙います。
的に当てるだけでも難しく、アスリートのすごさを体感しました。

  • 下野さん、佐倉さん体験写真
    ▲下野さん、佐倉さんも体験。選手のように弓を引くことができません。
  • アーチェリーを体験する来場者の写真
    ▲アスリートからアドバイスを受けながら体験をする来場者
  • アーチャマンの写真
    ▲体験会に登場した「アーチャマン」

パラアスリートの素顔に迫る
トークステージ

デモンストレーションに出演した車いすバスケットボールの鳥海選手、古澤選手、パラアーチェリーの上山選手、大江選手をゲストに迎え、声優の下野さん、佐倉さんがパラリンピックのことや好きな食べ物など選手の素顔に迫るトークを繰り広げました。

トークステージの写真

大人気のパラスポーツ体験・展示

会場の1階、2階には9競技のパラスポーツ体験・展示ブースがあり、沢山の来場者が訪れました。
一部のブースではパラアスリートと一緒に体験ができる時間もあり、来場者が次々とパラアスリートに挑戦しました。

パラスポーツ体験の写真
車いすフェンシング

来場者の声

  • やったことがない競技体験が面白かった
  • オリンピックで注目を浴びたフェンシングや
    馬術繋がりで
    パラフェンシング体験やパラ馬術の
    展示があったのが良かった
  • カヌーの漕ぐ動きで全身を使うので
    とても疲れることが分かった
  • 卓球のお兄さんたちがやさしかった
  • イメージ
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義足・白杖・ユニバーサルコミュニケーション体験

義足・白杖体験のほか、電動アシスト全方向車いすでドリフト走行ができる「スライドリフト」、音楽を光と振動で楽しめる「SOUND HUG」などの体験も実施しました。
会場運営にご協力いただいたボランティアのみなさん、ありがとうございました!

▲気になる画像をクリックして拡大表示

世界陸上・デフリンピック体験/
読売新聞報道写真展/
企業の取組紹介パネル展示

2025年に東京で開催される「世界陸上」と「デフリンピック」の体験ブースには、デフリンピックマスコットの「ゆりーと」が登場し、来場者を出迎えました。報道写真展では、写真パネルに加えてパリ2024パラリンピックで躍動するアスリートを捉えた写真147枚が投影され、パリ大会の感動が鮮やかに思い出されました。
企業の取組展示では、都内のビジネスパーソンやオフィスを利用する方々にパラスポーツに触れていただいた企画「オフィスdeパラスポット」で使用したパネルを紹介しました。パラスポットを提供いただいた10社の取組は、こちらからご覧いただけます。

東京2020パラリンピックの
あのメンバーが新作を発表!

東京2020パラリンピック開会式の演出・振付を担当した森山開次さん、主演を務めた和合由依さん、ステージアドバイザーを担当した栗栖良依さんが登場し、2025年11月に東京芸術劇場で上演される新しい舞台「TRAIN TRAIN TRAIN」の制作が発表されました。
当時のキャスト・スタッフが2025年に再集結し、新たな仲間が加わって、今回は少女が不思議なSLに出会い、旅をする物語を創り上げます。
詳細情報はこちら

新作発表の写真
▲左から森山開次さん、和合由依さん、来栖良依さん

DJ&ダンスパフォーマンスステージ

会場を音楽とダンスで盛り上げてくれたみなさんをご紹介!

DJ IKUさん会場を盛り上げる写真
▲スクラッチを披露するDJ IKUさん会場は手拍子で大盛り上がり!

オープニングとクロージングの音楽を演出してくれたのは、DJ IKUさん!
さらに、華麗なDJパフォーマンスに合わせて、ダンサーたちが登場!
「スタジオフェイス」の圧巻のダンスに続いて、障害の有無を感じさせない本格的なヒップホップダンスを披露してくれた「ぱれっとサンシャインダンス」、手話ダンスの「舞はんど舞らいふ」が登場。
手拍子が広がる中、3チーム総勢30人のパフォーマンスが会場を一つにしてくれました。この日のために準備をしてくれたダンサーのみなさん、本当にありがとうございました!

  • ダンス写真
  • ダンス写真
  • ダンス写真

▲音楽に合わせて踊るパフォーマーたち 
左からスタジオフェイス/ぱれっとサンシャインダンス/
舞はんど舞らいふ

東京2020大会マスコットのミライトワ・ソメイティ
▲東京2020大会マスコットのミライトワ・ソメイティも「パプリカダンス」を披露

“パラスポーツなんでだろう”

1日を通して会場を盛り上げてくれたテツandトモさん。
体当たりで様々なパラスポーツに挑戦し、ステージと客席を駆け回ってパラスポーツなんでだろうを披露してくれました。秋葉原に響き渡る「なんでだろう」を聞きつけて、会場を訪れた方も!
クロージングではテツさんから「今日をきっかけに、今度パラスポーツを見に行ってみようかなとか、まだやってみるチャンスがあったらやろうかなとか、そういう人が一人でも二人でも増えていただけたら、本当に今日のイベントをやってよかったなと思います。」とイベントに込めた思いを語ってくれました。

  • テツandトモさんの写真
    ▲持ちネタ「なんでだろう」を披露しながら登場する
    テツandトモさん
  • 会場の写真
  • 会場の写真

▲持ちネタ「なんでだろう」を披露しながら登場するテツandトモさん

パラアスリートと稲垣さん、
草彅さん、香取さんによる
スペシャルステージ

パリ2024パラリンピックから帰国したばかりの中西麻耶選手(パラ陸上)、倉橋香衣選手(車いすラグビー)、平林太一選手(ブラインドサッカー)をゲストに迎えて、パラアスリートの活躍を称えるお疲れ様でした会を開催。稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんとのトークでは、パリ大会後の心境やパリでの思い出、これからの展望などを語ってくれました。倉橋選手からパリ大会の金メダルを手渡された香取さんは「重いっ」と一言。
パラリンピック初出場の平林選手が、試合前に緊張で涙が止まらなくなってしまったエピソードを語ると、先輩アスリートの中西選手から「泣くな」、倉橋選手から「競技を楽しむ」というアドバイスが送られました。

スペシャルステージの集合写真
▲左から稲垣さん、草彅さん、中西選手、倉橋選手、平林選手、香取さん
  • スペシャルステージの写真
  • スペシャルステージの写真
  • スペシャルステージの写真

▲トークが盛り上がり笑顔を見せる出演者たち。観客からも笑い声が上がっていた。

稲垣さん、草彅さん、香取さんが
「雨あがりのステップ」を披露!

ステージ終盤、稲垣さん、草彅さん、香取さんがパラスポーツ応援チャリティーソング「雨あがりのステップ」を披露。草彅さんは「この歌は僕たちにとっても特別な歌ですし、パラスポーツに関わる全ての方が前向きに、一緒に未来に進んでいける強い気持ちをこれからも持ち続けられるように、この歌を一生懸命歌っていきたいと思います」と歌に込めた思いを語ってくれました。 エンディングでは、中西選手から「年々こうやって応援をしてくれる方々が増えてきて、パラリンピックへの興味をものすごく感じるようになってきたことに、とても我々選手も感謝しています。選手自身も皆さんの期待に応えるべく、日本を背負ったスーパーヒーロー、ヒロインになれるように全力を尽くしていきますので、皆さん引き続き応援よろしくお願いします」とのコメントがあり、大きな拍手で締めくくられました。

東京都は、今後もパラスポーツ、パラアスリートを応援するイベントを開催しますので、みなさまのご参加をお待ちしています!

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